出産

コロナ禍立合い不可でも、無痛分娩で落ち着いて出産!

今回は、ここ数年日本でも大分増えてきている無痛分娩のお話。

年明けの逃げ恥SPでも、みくりさんが無痛分娩で出産する、なんていうストーリーになっていましたね。今日はそんな無痛分娩について、お伝えしたいと思います。(今回の内容については医療の専門的な情報として、ではなく実際に体験をした人の体験談としてお読み下さいね。)

無痛分娩や麻酔分娩、和通分娩なんて言われたりもしますが
私も、コロナ禍で無痛分娩で出産したひとりです。

これが本当によかった!!

なぜか?

①本当に痛みが緩和された!

②陣痛の痛みも多少は経験できた

③精神的に落ち着いて出産に向かえた

この3点につきます。

① 本当に痛みが緩和された!

実際に無痛分娩で出産するまでは、「無痛分娩にしたけど痛かったから意味ない!」なんて言う話もよく耳にしていたので、麻酔を入れてもらうまで本当にドキドキしていました。でも、私は本当にいい具合に麻酔も効いて痛みがかなり緩和されました!

私の出産までの経過を簡単にお伝えしておくと、

出産予定日の40週0日の検診(金曜日)で「子宮口はまだ開いてないけど、大分軟らかくなってきてきるから、このままたぶんいい感じに進むんじゃないかな~。来週火曜にもう一度見て麻酔の管を入れていきましょう!」と言われました

ところが!!

その日の夜8時頃から、なーんかお腹が張るぞ?と思い、火曜入院を信じて爆睡している旦那を横目に、陣痛タイマーのアプリで計測。朝4時に病院に行き、15時55分に、元気な娘が生まれました!

痛みはというと、3分間隔まで陣痛の痛みを経験をしましたが、麻酔を入れてもらって、数分後には本当に痛みがすーっと引いて楽になったんです。陣痛がくると、お腹が張る感覚はあるけれど痛いという感じではない、不思議な感覚。麻酔の影響もあって、眠気を感じてウトウトするほどでした。

ちなみに麻酔前の痛みは、陣痛がくると眉間にしわ寄せて、何か握りしめて、息がちゃんとできないくらい悶絶する痛み!でした。(夫にLINEで「無理やり180度開脚されて背中から全力で押されるのをイメージしてください」と送っていましたw)

ただ、

・出産時に骨盤が広がる骨の痛み(これは人によって感じ方も違いますが)
・産後の会陰切開の痛み

は硬膜外麻酔ではとることは出来ませんでした。
(たしか最後縫合するときは、少し麻酔が切れてきていて、「先生!痛い!いたた!」って感じだったので、追加で局所麻酔をしてもらいました。)

② 陣痛の痛みも多少は経験できた

上にも書いたように、多少陣痛の痛みを経験できたのも今回の出産のとてもよかったなと思っている点です。出産するからには陣痛を少しは体験したい、という気持ちもあったため、3分間隔まで陣痛を経験できたことは良い経験でした。

自然分娩に比べたら、「そんなの陣痛のうちに入らないよ!!」と言われるかもれませんが私的には「もう満足です!今でこれなら産む時とか想像したら辛すぎます!」という気持ちでした。

 

③ 精神的に落ち着いて出産に向かえた

私の出産の時期は、丁度コロナ禍で立ち合いできるかどうか、という状況でしたが幸いにも、分娩室での立ち合い出産はギリギリできたのでありがたい限りでした。

ただ、本来であれば、分娩室に入るまでも一緒に家族も同室でいられる所も、こんな状況なので家族が入れるのは分娩室のみ。つまり、陣痛と戦う間は一人。そんな中でも痛みがかなり緩和されていたおかげで、自宅で待機している夫や母とLINEをしたり、ウトウトしたり、お腹の中の娘のエコー写真を見ながら「ああ、もうすぐ出てくるんだなぁ。娘も頑張ってるんだなぁ」と考えながら過ごしていました。

これが一人で陣痛に耐え忍んでいたら、と思うとかなり辛かっただろうな、、と思います。

 また、痛みの緩和という点でいくとママのメリットばかりが伝えられがちですが、母体がリラックスできることにより体に力が入りすぎず、赤ちゃんも楽に出てきやすいというメリットもあるそうです

 

無痛分娩によって、デメリットに感じたことはほとんどありませんがしいて言うなら

①麻酔が抜けるまで食事ができない

②出産費用の手出しが増える

③麻酔を入れても、必ず痛みがなくなるわけではない

といったところでしょうか。

 

麻酔を使う以上、麻酔が抜けるまでは食事ができないのは手術とかでも同じですよね。出産は「体力勝負」とも言いますが痛みが緩和されている分かなり体力も温存できていました。

麻酔分娩の出産費用については、病院によって異なるかとは思いますが私の出産した病院では、通常の出産費用に加えて15万円かかりました。

ただ、実際の麻酔の効果については、本当に人それぞれで、どのタイミングで麻酔を入れたのか、誘発分娩だったのか、などによっても異なってくるというのは知っておきましょう。それでも、今回私はチャレンジしてみてよかったなと思っています!

ちなみに、私は今回出産をするにあたり、最初から無痛分娩と決めていたわけではありません。たまたま、通っていた産院で実施していたというのがきっかけでそれまでは、自分の中での選択肢にもあがっていませんでした。様々なニュースなども耳にしていましたし、周りにも経験者がおらず、よくわからなかった、というのが本音です。

ですが、妊娠中妊娠悪阻での入院や2か月に渡る休職を経験し、「出産の時は少しでも、精神的にも身体的にも楽になりたい」と思い事前の説明会に参加。進め方や実際に考えられるリスク、実施に当たっての体制などについて細かく説明を受け、「リスクもまえ、ここでなら安心してお願いできそう。」と思えたため選択しました。少しでも不安や迷いがある方は、ぜひ病院で気になる事は相談をしてみてくださいね。

無痛分娩を考えている、と言うともしかすると周りから色々言われることもあるかもしれません。それでも、出産をするのはママ自身。どんな形でも、出産はママと赤ちゃんが精いっぱい頑張っての共同作業で、自然分娩も、帝王切開も、無痛分娩もどれも立派な出産です!

この記事を読んでくださっている方で、これから出産をされる方がいれば色々な選択肢を知った上で、ぜひ自分にとって安心できる方法を選んでいけるといいですね。