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後悔しないパパ育休のための準備!

最近、男性の産休制度の話もニュースになりましたが我が家も、私は実家に里帰りをしなかったため、夫が産後3週間ほど隠れ育休を取得しました!なぜ「隠れ」かというと、育休の制度を利用して休んでしまうと会社の手続き上厄介なことが多かったため、夏季休暇と有給を使ってお休みをもらったのです。

その3週間は、私にとっても夫にとっても本当に本当に貴重な時間になりました。今回はそんな、良いパパ育休期間を過ごすためにやったこと等を、マネジメントの視点と実際のパパの声も交えてお伝えしたいと思います。

<もくじ>

・育休を取得してよかったこと
・パパ育休の心得

・育休取得のための準備

 

●育休を取得してよかったこと

あるこ:3週間お休みを取ってもらったけど、どうだった?
夫:いい経験になったよ~!いやー育児なめてた!!
あ:あはは。何が一番衝撃だった?
夫:こんなにも赤ちゃんのお世話以外の時間って取れないものなのか、、と
あ:確かに。3時間置きのミルクと言われても実際のところその間におむつ変えたり、準備したりで実質3時間も空かないもんね・・・・
夫:睡眠、家事、自分たちの時間ってほぼないよね。でも、そういう大変さを一緒に経験できたのは本当によかったよ。この経験してなかったらたぶん「ママ、うんちして~」とか「いいな~育休なんて、好きな時間に寝られてダラダラ過ごせて~」とか言ってしまうダメ夫になってたと思います(笑)
あ:まじ、アウトなやつ
夫:これから子供が生まれる人には新生児期じゃなくてもいいから、とにかく一緒に「育てる」経験をすることを僕はお勧めするよ!人生で育児だけに集中して過ごせる時間なんて、この機会を逃すとないからね。

私としても、大変な時期を一緒に経験できたことで夫婦の育児に対する足並みを揃えられたように感じます。この期間があったからこそ、今でも夫は授乳以外の育児はすべてこなせますし、「手伝う」スタンスではなく当たり前に自分もやる事、として何でもやります。育児の大変なことだけでなく、毎日変化していく新生児を一緒に近くで見守れたこともとても貴重な時間でした。

 

●パパ育休のママの心得

パパ育休を取ってもらう上での心得についてですが、まず「育休を取ったからって、パパが戦力になるわけじゃない」ということを心得ておきましょう。よく、「逆に手間が増えて邪魔だった・・・」「早く仕事に戻ってほしかった・・・」等という話も聞きますよね。

なぜそのような事が起こるのか?

私はそれは、「事前の擦り合わせ不足」だと思っています。

私は、「家族は組織」だと考えています。家庭は各々が勝手に過ごす場所ではなく、家族という組織としてみんなが気持ちよく過ごせるようにマネジメントが必要な場!会議がうまくいくかどうかは、事前準備が8割と言いますが、そう、育休という短期間ながら重大なプロジェクトを成功させるためには、事前の準備が大事なわけです!

夫に良きパパになってほしいという人は、今の旦那さんを夫として「採用」した自分の責任としてマネジメントをし、育てていきましょう(笑)

ということで、パパの育休プロジェクトを成功に治めるために事前準備として何が必要か見ていきましょう!

 

●育休取得のための準備

①目的の明確化
②役割を持たせる
③育休に入ってもらうスケジュール調整
④夫が仕事復帰後の準備

①目的の明確化

まずは、何のために育休を取ってもらうのか?いや、取るのか。目的をはっきりさせましょう。ここがボヤっとしたままスタートすると、食っちゃ寝して、ゲームして、Youtube見てるだけの邪魔なパパが仕上がる可能性が高いです。

目的って?

目的=最終的な到達点  です。

●●のため、と考えるとわかりやすいかもしれません。

・授乳以外の赤ちゃんのお世話を一通りできるようになるため
・家事をこなして、ママが安心して過ごせるようにするため

などなど。

あ、「あなた、育休を取る目的は何だと思ってるの?!」なんて唐突に鬼の形相で問い詰めちゃだめですよ。どんな家族になりたい?どんな子に育ってほしい?どんな生活がしい?等夢(ビジョン)を語るところから入ってみましょう!

②役割をつくる

ここからは目的に向かっていくための手段ですね!

育休中、せっかく休みを取てもらうからには、夫にも「できた!」の経験をして欲しいなと思い、産前から沐浴係に任命しました!早速、家に帰ってきた初日から夫に沐浴をやってもらいましたが、てんやわんやで何とか頑張っていました(笑)

この、あえてパパに「ママがやったことのないことを最初に経験してもらう」というのが大事だな、と思っています。パパからしたら、授乳もおむつ替えも病院でママは経験してきてるんでしょ?どうしたらいいの?ママの方が上手なはず、という気持ちがあるのです。なので、ママもやったことがないことを任せることで、「自分だからできること」「ママより自信をもってできること」という主体性にも繋がります。

また、正直私が一人でやった方が早く終わるけど、と言うことも「やってみたい」「一緒にやる」と言ってくれることは任せたり、一緒にやるようにして育児にかかわる主体性を持ってもらえるように意識をしました。

③育休に入ってもらうスケジュール調整

育休を取得する時期は、一旦出産予定日に出産したとしてそこから退院するまでの間に休みに入れるように準備をしてもらいました。同時に私の方では、里帰りをしないので早めに生まれてしまった時のために使える行政サービスなどを調べて申請をしておきました。

こちらの希望や予定通りに生まれてくれるとは限らないので、この行政サービス等を調べておくの、とっても大事です!結果的に使わなくても、セーフティーネットとして準備だけして置けるを安心ですね。

④夫が仕事復帰後の準備

初めての出産なので、実際夫が仕事に復帰したあと自分がどのくらい動けるのか想像がつきませんでした。そのため、夫が仕事を再開する日から1~2日は私の母に来てもらい手伝ってもらえるようお願いをしました!(母も仕事をしているため、長期でのお願いはできず・・・)

 

新生児期の期間は、振り返ると記憶もないくらい大変だったなぁと今でも思います。それでも、「げっぷをしない」、「泣き止まない」、「吐き戻す」、等悩み1つ1つを共有できて、一緒に考えて、小さな変化も分かち合えたことは、かけがえのない時間です。

また、この時間をとれたことで、夫が一気にパパの顔になったと思います。出産までの期間、ママは赤ちゃんをお腹で育て、パパよりも少し早くママとしてのスタートを切っています。だからこそ、パパにも「パパになるための時間」としてうまく育休を活用できると良いのではないでしょうか。

事前準備をしっかりして、素敵な育休ライフを家族で過ごしてくださいね♪